ふくろう先生6月14日1 分シロオビドクガ校舎玄関の灯りに面白い蛾がやって来ました。6センチほどのシロオビドクガのオスです。 ドクガのなかまですが、毒はありません。オスは、毒があるホタルガのマネをしているそうです。メスはひとまわり大きく、ハネの模様が複雑で、下のハネが黄色です。 幼虫は、イヌシデの葉を食べます。...
ふくろう先生6月7日1 分オイワケキエダシャク校舎玄関の灯りに飛んで来た黄色い蛾で、はねを広げて4センチほどです。 幼虫は、コナラやカエデ、ヤマウルシ、ノイバラなどの葉を食べるシャクトリムシで、春と夏に成虫が現れます。 (2024.6.7)
ふくろう先生6月7日1 分クロモジステージ広場でクロモジを発見。 里山に普通にはえている低木で、お茶席の爪楊枝として利用される香りが良い木です。 シカが食べてしまうのか、ほしはらの森では見つかっていませんでした。シカが入らないように柵をしたので、やっと新芽が伸びて目につくようになったのでしょう。...
ふくろう先生5月15日1 分巨大なカミキリムシの幼虫薪にするアカメガシワの幹を割ると、6センチを超える巨大なカミキリムシの幼虫が出てきました。 ミヤマカミキリか、ウスバカミキリの幼虫です。ミヤマカミキリは、コナラなどブナ科やイチジクの害虫として知られています。ウスバカミキリは、さまざまな広葉樹や針葉樹の枯れかけた木で育ちます...
ふくろう先生5月8日1 分子どものヒキガエル森の幼稚園にやって来た子どもが広場の丸太をひっくり返したら、5センチくらいのかわいいヒキガエルが隠れていました。3〜4歳くらいでしようか。 ヒキガエルの産卵場所は見つかっていませんが、毎年子どものヒキガエルが見つかります。 (2024.5.8)
ふくろう先生5月4日1 分モモスズメ桜の木の根本近くの草むらに羽化して間もない8センチほどのスズメガを発見。下ばねが桃色のモモスズメです。 幼虫はサクラやウメなどバラ科をはじめ、いろいろな草木の葉を食べます。春と秋の年2回成虫になります。 今回は、昨年秋にサクラの葉を食べた幼虫が根本の土にもぐってサナギになり...
ふくろう先生5月1日1 分ウンモンスズメ玄関に、緑色をした5センチほどの蛾が飛んできました。緑色のウンモンスズメです。 ウンモンスズメの成虫は5月から9月に活動し、サナギで越冬します。幼虫はケヤキやアキニレの葉を食べ、土の中にもぐってサナギで越冬します。 (2024.5.1)
ふくろう先生4月16日1 分カクムネベニボタルブルーシートに1センチほどの赤い甲虫が飛んできました。胸が四角で、触覚がノコギリのような形をしているので、カクムネベニボタルのメスです。 赤い甲虫は、よく似ているベニボタル、ベニコメツキ、アカハネムシがいます。 ベニボタルは臭いにおいを出すので、鳥が食べません。そこで、ベニ...
ふくろう先生4月12日1 分マツヘリカメムシ校舎に入り込んで越冬するカメムシのなかに後ろ足の腿が膨らむマツヘリカメムシがいました。体が細長く胸の横が突き出しているところが、丸くて茶色のクサギカメムシと違います。また、甘い青リンゴの匂いを足の付け根から出すのも違うところです。...
ふくろう先生4月10日1 分エゾヨツメ子どもたちと森の中で遊んでいたら、足もとの枯葉のなかからエゾヨツメのメスが飛び出して来ました。はねを広げると9cmくらいあります。 エゾヨツメは、はねにひとつづつ黒い紋があり、後ろばねの黒い紋のなかに鮮やかな青色の部分があります。幼虫は、ドングリがなるぶな科の木の葉を食べま...
ふくろう先生3月28日1 分越冬スズメバチほしはら生き物探検隊のユイカ隊員が、朽木に潜り込んでいるスズメバチを見つけました。キイロスズメバチだと思います。 越冬しているスズメバチは、みんな女王蜂です。この女王が数個の卵を産み育て、その娘たちが妹たちの世話をします。そして、秋には数百〜2,000匹の大家族になるのです...
ふくろう先生3月10日1 分アキサンショウウオが産卵森づくりカフェにやってきた子どもたちとアカガエルの卵塊(らんかい、卵のかたまり)を観察し、水路に戻す際にサンショウウオの卵嚢(らんのう、卵が入っているふくろ)を見つけました。卵嚢は11対もあり、オスの親(成体と呼びます)も2匹見つけました。...
ふくろう先生2月14日1 分ヒラタケか?森に生えているアラカシの樹皮をシカが傷つけるため、材木部分が見えている木があります。そこに平たいキノコが重なってニョキニョキと生えています。匂いは、シイタケのような良い感じです。 図鑑で調べたら、ヒラタケのようです。寒い時期に生えるので寒茸(カンタケ)とも呼ばれ、食用になり...
ふくろう先生1月22日1 分早くもアカガエルが産卵この冬は暖かい日が続いているので、早くもニホンアカガエルが産卵していました。昨年は2月19日に産卵を確認したので、一か月も早いです。 一番下にある池に4卵塊、その上の段にあるヤナギの下の池に1卵塊がありました。昨晩産みつけられた卵塊と少し時間が経った卵塊があります。...
ふくろう先生2023年12月24日1 分ウスズミカレハこの冬一番の寒波が去ったほしはらですが、日が暮れると気温は2度まで下がりました。雪が残るがっこうの玄関に2センチほどの蛾が来て、羽根をふるわせています。 12月下旬の厳冬期に現れるウスズミカレハです。幼虫は、コナラやサクラなどいろいろな広葉樹の葉を食べます。...
ふくろう先生2023年12月10日1 分モズのはやにえおいしい学校にやってきた子どもたちが、桜の枝にイナゴが突き刺さっているのを見つけてくれました。他にもないかと探したら、なつめや桜の枝に、カマキリやカマドウマが刺してありました。 モズは、バッタやカマキリ、カエル、トカゲなどを枝に刺して、冬の保存食にしています。...
ふくろう先生2023年11月26日1 分葉っぱに虫こぶクヌギの落ち葉に丸い玉のようなものが付いている!と、森づくりカフェの参加者が持ってきてくれました。 先端がへこんでいるので、クヌギハケタマバチというハチが作るクヌギハケタマフシという虫こぶです。 中には成虫が1匹いて、春に虫こぶから出てきてクヌギの雄花に産卵します。すると、...
ふくろう先生2023年11月15日1 分ケンポナシ星空デッキの竹やぶにケンポナシがありました。シカ避け柵の設置作業をしていて、高さ5mくらいの木の枝先に果実が実っていたので気がつきました。 ケンポナシの実は、種の柄の部分かふくらんでいて食べられます。ナシの味がしますが、ウメモドキのなかまです。 (2023.11.15)
ふくろう先生2023年11月10日1 分リンドウが咲いていました!シゲさんが、ほしはらの休耕田で見つけてくれました。ススキとササの間にひっそりと3株くらい生えています。 リンドウは、耕作地が荒廃して草丈が高くなり、なかなか出会えなくなった里山の代表的な秋の花です。 大事に育てて増やしていきたいですね。 (2023.11.9)