About
里山おやこキャンプ
子どもの好奇心や探求心を育みながら
ガイドと一緒に里山のいきもの探しや満天の星空観察を楽しめる
3組(家族)限定の森のテント泊キャンプ
POINT
1
3家族(組)限定の森のテント泊キャンプ!
POINT
2
ワクワクが詰まった「里山いきもの探険」にガイドがご案内します!
POINT
3
地元の野菜や、備北の里山ならではの産品を使ったキャンプ料理体験も!
私たちのおもい
■里山はわたしたちの「ふるさと」
里山は、わたしたちに「ふるさと」を思い起こさせます。ほしはら山のがっこうに来られた数多くの方々が「初めて来たのに懐かしい」と呟かれます。それは自然と人がつながり、調和しあってきた長い長い歴史の中で造られた感性なのかもしれません。わたしたちは昔から、里山で暮らしを造り、遊びを生み出してきたのです。
■自然と共に生きる感性
ところが生活様式が変わり、今、里山と出会える日常を失いかけています。特に未来の担い手である子どもたちが里山に関わる機会が減少したことに課題を感じています。暮らしや遊びを通して伝承されてきた<自然と共に生きる感性>を持つ人々が希少な存在となりかねないからです。その上、里山の生物多様性が失われはじめ、中には「絶滅危惧種」と呼ばれる状態になっている生き物たちも増えてしまっています。
これまで、ほしはら山のがっこう周辺では、自然と人の関わりが深い暮らしが営まれてきてきたことで、里山ならでは生き物たちが数多く見られてきました。ところが数年の間に急速な高齢化がすすんで農地や山林を維持管理できない状況が生まれはじめ、生き物たちの棲みか、景観、子どもたちの体験の場にも影響が出始めてしまいました。
NPO法人 ほしはら山のがっこう
副理事長
浦田 愛
■里山の生き物たちと遊べるフィールドをつくろう
そこで生まれたのが、「里山いきもの探険フィールド」構想でした。環境を学びながら遊べる場所、昆虫採集をしたり薪を集めて焚き火をしたりと、遊びの中から自然の循環が体験できる場所です。ここにある暮らしと共にあった雑木林、小川、ため池、野原、カヤの原、畑、神社、台地や小高い山など起伏に富んだ空間を生かし、未来につなぐことで、子どもたちがそれぞれの場所に生きている生きものたちと出合える持続可能なフィールドづくりを目指した活動が、2022年に始まりました。
■センス・オブ・ワンダーを育む「里山おやこキャンプ」
自然の中で過ごす体験を、日帰りのプログラムで終わらせてはもったいない。そんな思いから「里山おやこキャンプ」が始まりました。雑木林の中で一夜を明かし、時間とともに変わってゆく朝の景色を体験。寒い朝は焚き火が暖かい。里山に流れる時間を五感で感じる機会を作りたいのです。
キャンプでは里山いきもの探険ガイドが参加者の皆さんが安心して過ごせるようサポートするだけでなく、気づきや発見のヒントを提供しています。ガイドは、子どもたちの「センス・オブ・ワンダー」に寄り添い、探険心を引き出す存在でありたいと思っています。
親子が共に過ごすことで、いっしょに体験や発見を楽しみ、家に帰ってからも体験したことを日常生活に生かすことができます。さまざまな実体験を通して、感情はより大きく動き感性はさらに豊かになるでしょう。
その先にあるのは「自然と共に生きること」を実践できる人。子どもたちが将来、社会のメンバーとして、持続可能な環境づくりに取り組む未来を夢見ています。