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フィールド調査
現在及び過去のほしはら山のがっこうを中心とした上田町の景観を把握し、未来に貴重な生態系をつなぐため、植物の植生調査・生物調査・その他必要な調査を行っています。

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●調査内容、調査方法及び調査期間

昔生えていた植物やいきもの、
暮らしの様子や文化活動など

ふるさとの景観を構成する生物資源としての動植物相の把握

植物の植生調査
近年、シカが増えて、農作物、樹木の葉や皮、草花などを食べてしまうので、とても困っています。ほしはら山のがっこう周辺の森でも、スミレやイチヤクソウなどの草花が観察できなくなり、ひこばえも見られない状態になっていました。また、シカに樹皮をはがされて枯れてしまう木も出始めました。
そこで、2023年から、里山の生態系や豊かな体験環境への影響を防ぐため、様々な支援をいただきながら、シカが入れないように森林エリア(ほしはらの森)を柵で囲い、柵の内外の植生の変化を調査しています。また、イチヤクソウなどの林床植物がより復活しやすい環境をつくるため、森林エリア内2か所に人が立ち入らないように杭とロープで柵を設置し、重点観察エリアも設けています。


調査
結果
(2023年度)
2023年度は、今後の植生復活状況の変異を調査するため、基礎データとして植生の現況調査を実施しました。その結果、森林エリア(ほしはらの森)で87種類(樹木含む)、フィールド全体で110種類の植物を確認しました。また、重点観察エリアにおいて33種の植生を確認しました。

イチヤクソウ

食害・外来種の影響
現在、取りまとめ中です。

対策(防護柵設置、フィールド整備など)後の変化(追跡調査)
シカの防護柵を設置した後、今後の植物の出現状況を追跡調査するための調査区を設置しました。
調査区の大きさは10m四方で、シカの防護柵の内外の平地と斜面に、間伐や枝打ちにより地面に太陽光が当たるなどの里山管理を行うエリアと行わないエリアの合計4調査区において、植生状況を継続して調査しています。

(柵の内側)
(柵の外側)
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