鳥ケ池のほとりでヌルデの虫こぶを見つけました。
葉の一部が、柔らかい餅のようになって、赤く色づいています。ヌルデノミミフシと呼ばれ、別名を五倍子(ふし・ごばいし)と呼びます。
これを晩秋に集め、蒸して乾かし粉にします。このふし粉とかね水(鉄を酢に溶かした液体)を混ぜると、真っ黒な染料ができます。江戸時代には、結婚した女の人は、ふし粉とかね水を交互に塗って、歯を黒く染めていました。皮をなめす時にも使ったそうです。
この虫こぶを作るヌルデシロアブラムシの話も面白いので、改めて紹介します。
(2020.10.11)
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