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執筆者の写真ふくろう先生

ナツハゼが食べごろに

更新日:2021年4月6日

 鳥ケ池のほとりでは、ナツハゼが食べごろになりました。

 ナツハゼはツツジのなかまで、5月に釣鐘形の白い小さな花が咲き、10月にブルーベリーによく似た実がなります。黒く熟したら食べごろです。

 ナツハゼの実は昔から食べていたので、沢山の方言があります。中国山地で広く通用するのはハチマキイチゴで鉢巻のような線に因んでいます。三次市と庄原市ではカンスイチゴとも呼びます。カンスとはヤカンのことです。西中国山地ではスイバイチゴと呼ぶことがあります。

 実は、そのままでも食べられますが、酸味が強いのでジャムにすると美味しいです。果実酒や染め物の材料にも利用されます。

 秋が深まると葉が紅葉してきれいです。残っている実は、冬越しでやってきた小鳥たちの食料になります。

(2020.9.27)


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